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【レビュー】プロとしてのOracleアーキテクチャ入門【第2版】(12c、11g、10g 対応) 図解と実例解説で学ぶ、データベースの仕組み (Oracle現場主義)

2017年14月6日ですね!

ああごめんなさい石を投げないで。(平謝り)

 

あけましておめでとうございます。

ずっと放置になっていたのは本当に申し訳ないと思っている。

読んだ本はあるけれど、それでも中々書く手が動かないもので。そんな中で一冊。

 

 

読んだきっかけ 

少し前、OracleDBの運用のお話があったので準備した本。その話はお流れになった。

監視だったか今はもう殆ど記憶にないが、その準備で購入した本だ。

DBと言えばなんでもOracleと言う人が多い業界である。

実際はPostgresDBやMySQLもあるのだが、中々どうして伝わらないものだ。

 

DBが変われば構造も全く違う。

最も、その辺の分別がついていれば、トレンドを追った話が出てこようものだが。

最新も最新で行くならば、CockroachDB始めとするNewSQLや、

今やもう古くなりつつあるが、分散処理のHadoopと言った比較的新鮮な話題が。

 

感想

実際の内部構造をきちんと解説する本である。

ただ、SQLのごく最低限がないと読み進めるのは辛いだろう。

初心者が4大命令もわからないうちに読むべき本ではない。

そんな人が読むべきは、まずは「スッキリ分かるSQL」からだ。

 

実運用をしたい、する必要がある、もしくはある程度知識を踏まえて動かしたい。

そういう人であればこの本は適している。

 

DBのリカバリの仕組みはどうなっているのか、

と言う奥の奥まできちんと触れている良本である。

きちんと読み込めば入り口にはちゃんと立たせてくれるだろう。

自分も、もし必要になったら読み返すようになると思う。

そんな本である。

【レビュー】実用Git

新案件は地獄かと思ったら技術者の天国であった。

なんだかんだでようやく『まともな』開発環境に出会えた事に感謝したい。

 

そんな中で一冊行こうと思う。

今回の案件に合わせて買った本である。 

 

実用Git

実用Git

 

 

買った・読んだきっかけ

『次の案件でGitが触れる』と聞いたのがきっかけである。

技術者としてGit自体は知っていたし、名前もよく聞いていた。Githubの登場もあって、

分からないながらに少しは触ってみたことがある。

しかし、実務として触ることは全くなく、なかなかどうして書けないでいたのだ。

 

それがついに今回機会が来た。 まともなグループウェアの使用と共に。

 

技術書と言えばオライリー

買えばハズレはそうないだろう。そんな勢いで買った。

 

感想

意外と読みやすい。単純すぎず、難しすぎず。

 

基礎の基礎から紐解くゆえに難しく感じる人もいると思うが、

それを抜きにしても純粋に読みやすい。

Gitの背景にある思想と、リーナス式バックアップの考え方には唸らされるし、

段階を踏んできっちりと、抑えるべきところを遠回りにでも『正しく教える』本だ。

 

サルでもわかるGit」もいいサイトだが、

この本を踏まえて読んでいくとまたなかなかにいい。

逆の手順で読んで、サイトを本のサマリーとしてもいいだろう。

 

ちゃんと一読してみてほしい。

上級者向けとの声もあるが、正直そこまでという感じでもない。

 

あとは、最近の記事であるこちら。

 

 

qiita.com

 

これを一読しておいて、

間違ったらやり直すことを繰り返して覚えてもいいだろう。

トライアンドエラーは初心者の特権である。

 

全てのプログラマにGitの光があらんことを。

 

そんな感想と共にレビューを締める。

【レビュー】CompTIA A+ Certification All-in-One Exam Guide, Ninth Edition (Exams 220-901 & 220-902)

地獄の波が一息ついて、

やっといろいろ動かせるようになってきた。といっても、また次の地獄があるのだが。

そんな凪の間に読んでいる本を一つ。資格の本だ。 

ちなみにだが、『すべて読み切っていない』。絶賛読書中である。

 

 

読んだきっかけ

Comptia A+の資格をどこかで自分は取りたいと思っている。

その際に、当然資格の勉強として教科書を買った。

Comptia A+の本だとTACが有名だが、それも買った、読んだうえでのお話となる。

 

A+ テキスト Vol.1 220‐901対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

A+ テキスト Vol.1 220‐901対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

 
A+ テキスト Vol.2 220‐902対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

A+ テキスト Vol.2 220‐902対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

 

 

まだ受けている訳ではないが、TACの本は悪くない。

日本語で読める全体的な要約であるし、

また、「資格を取る」という一点からすれば最低限、

必要十分をカバーしているのだろう。

 

しかし、『この二冊を差し置いてもこの本は読む価値がある』と断言する。

洋書だが、それを差し置いても極めて良書だし、

求められる英語力はそうそう高くない。

Duo3.0を一周した程度の自分の英語力でも、意味を拾って読むことはできるし、

図も豊富。

 

様々なものに例えて、コンピュータの基礎原理からすべてを解き明かす本だ。

この本が、日本語で翻訳されて流通していないこと自体国の損失に思えるレベルで。

 

なぜか。言うならば、

この本は『Personal Computerとは何か?』というものを基礎原理から遡り、

ゆっくりと、つまびらかに開いていく大全ともいうべき本だからだ。

 

今まで、パソコンと呼ばれる目の前の箱に対して、根本原理から踏み込んで、

体系立った説明を与える本を自分は見たことがない。

書店に行けば売っているPC雑誌など軽々と一蹴するほどの体系知に、

自分は目から鱗が止まらなかった。

 

この体験を一度したら、もう二度とほかの本には戻れないだろう。

それだけの価値があると断言する。

 

もし、日本語で翻訳するという話があれば、自分は興味がある。

1500ページを超えるまさに『聖書』だが、それ相応の価値と知恵が詰まった本。

資格の云々を一度抜きにして、一度みんなに手に取ってもらいたい。

それだけの価値がある本だ、と書評を締めたい。

 

お詫び:

2017/12/22日現在で、一つお詫びして訂正したいことがある。

1500ページを超える、と書いたが誤認であった。 1473ページである。

今後はよく確認するようにする。

【レビュー】ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>

かなりの期間空いてしまった。

色々ありすぎたね。お休みの日でも疲れると寝倒してしまうのは自分の悪癖だ。

 

ということで、一冊行こう。今現役で使っている本だ。

 

ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>

ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>

 

 

読んだきっかけ

新人のプログラマに最初に求められる仕事として、テストがある。

仕様を読んでテスト項目を考えてバグがないかとかを確かめる作業なのだが……。

 

どうテストしていいかわからない。

実際のところ、先にシステムを作っている人の知識を借りて項目を絞り、

その項目から組み合わせを探してテストするということになるのだが、

実際簡単なようでこれが難しい。

 

どのようにテストしていいものか、皆目見当がつかないのだ。

直行表なんて言葉を新人教育で学ぶことはほぼなく、

最低限、言語が書けるというだけで、OJTの名目で現場に放り込まれる。

控えめに言って地獄だし、実際自分も地獄を見た。

当時は貯蓄はゼロ。貯めようがなかった。

 

技術書を買えるようになったのは初任給を得てからで、

実際地獄を見た後に買って後悔する羽目となった本である。

あの時これがあったなら、あの地獄もマシになったのだろうか、と。

 

感想

変なテストの本よりも込み入ってテストの技術を紹介している。

2008年の本と少し古いが、それを跳ね返す程度には自分の手持ちでは良書。

テスト仕様書の書き方、やり方についてもちゃんと解説しているといえる。

 

これに、『Junit実践入門』があれば現場でやるべき事は大雑把に網羅できる。

更に詳しい書籍もあるのだろうが、

まずはこれを手にとってもいいだろうと思える本だった。

下手な本よりまずは大筋全体をつかむにはこの本といえるだろう。

テスト初心者、いや未だに自分も初心者の枠は抜け切れてないだろうが……。

 

それでも、おすすめだ。

おしらせ

また波が来てしまった。すなわちそういうことです。

 

基本的に今後は隔週になります。

休日とかは基本的に書いていくけれど、書けなかったらごめんなさい。

 

今後はRustやC#のコードのネタをぽつぽつと書いていく予定です。あと、時々Java

読んだ本もたくさんあるし、時々気力が許せばいろいろ足していきたいね。

 

【レビュー】Effective Debugging ―ソフトウェアとシステムをデバッグする66項目

今日読みたての本。

ということでレビュー。読み切るのはいろいろあって二日~三日程かかった。

本を読む時間ができたのは、次の案件に入るまでの波間の期間だったのである。

 

www.amazon.co.jp

 

読み始めの理由

自分は今までデバッグというものをまともに学んでいない。

いや、より正確にはブレークポイントを張って動きを見ること、

JavaならFindbugsで少しつついてみて警告や文句が出たら少し見直したりをする。

AndroidStudioならLintツールが標準でついているから、それをかけてみて指導に従う。

 

逆に言えば、そのくらいの物でまともな方法論を知らないままここまで来てしまった。

そういう意味で、一度きっちりと学んでみたかったので読んだのが理由だ。

 

内容としては

全体的に心構えから実際の技法へ、という流れで進んでいく実用書である。

帯にも書いてあることだが、心構えとして、「絶対にあきらめない」事だった。

 

「やり続けることのみが最短の解決法である。」

ある種、デバッグとは泥臭く、生々しい作業なのだという事を再認識させられた。

 

技術としては静的解析ツールを使ってのコードの診断や、

 テストコードを書いての自動テストを利用したデバッグがメイン。

ブレークポイントを張っての逆デバッグという手法もあって、おっと思った。

 

しかし、現実問題として使える使えないはかなり出てくるだろう。

VisualstudioのIntelitraceを使えば逆デバッグが行えると書いてはあるが、

実際その機能はEnterprise版のみで、実際与えられるのはProfessionalか、

それよりも下のグレードであることが多い。つまり「使えない」のだ。

gdbにも対応したというが、この点はやり方を調べてみる必要がある。

そういう意味では、少し残念なところも感じた。

 

また、CやC++への比重が大きい。

Rustで書いたらおそらく内容の半分は不要になるのではなかろうか。

無論、無駄ではなかろうがそんな疑惑さえ過ぎる程度には比重は寄っている。

 

総評

まぁ悪い本じゃないと思う。実際勉強にもなったし、今後も時々見返したい。

後は、ここに書かれている技術が使える場所に行けたら、良いなぁ。

そう思いつつ。レビューを締める。

Hello world.

プログラマが始めに書く一番最初の言葉。

どこまで続くかなんて考えもせずに書き始めてしまった。

 

自己紹介

今はC#Java、Javascliptをメイン言語にしているDizidirioです。

片隅でこっそりと始めてみようと思ったので開設である。

 

なぜブログを書き始めたか

何故書き始めたかといえば、いよいよアウトプットから逃れられなくなってきた。

アウトプットでスキルアップがしたい、というのも本音であるし、

同時にさらに上へ目指せるならばそうしたい。

 

ただ、『書きたい』『作りたい』サービスがなかなか思いつかなかったし、

目的もなくコードを書こうと思える程度の気力もないというのが本音である。

しかし、今まで読んできた本の数ならばそれなりに積み重ねている。

その知見程度なら自分でも書けるかな、と思えたのも理由の一つだった。

 

そして、生々しい話ではあるが、転職先を探しているという事情もある。

 

「書きたいコードもない」とは言ったが、自分は怠けてきたつもりはさらさらない。

目の前にやるべき仕事と案件があるならば、

意識してそれに合わせて本や読むべきものを見繕って読んだりしてきた。

 

上の人からすれば何を当たり前のことを、と言うかもしれない。

しかし、そんな当たり前を自分はし続けてきたつもりだ。

 

 

しかし、20台も折り返しになるが、未だに額面が20万を超えたことがない。

正直、苦しい。下手をすれば新卒以下だ。

 

だから、少しでも今持っている知見や、

知ってることを知ってるだけ出せる場としてここを作ったところもある。

 

 

そして、だるやなぎさんやしばやんさん、

そしてRustプログラマkeenさんのブログによく触れていたのもきっかけだった。

知っているプログラマは軒並みはてなブログを書いていたという所もあり、

ある種、自分にとっては聖域に一歩足を入れてみた、そんな気持ちで一杯だ。

 

思いの丈を吐き出してしまったが、これが今の本音。

なのでまぁ、よろしくお願いします。