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【レビュー】CompTIA A+ Certification All-in-One Exam Guide, Ninth Edition (Exams 220-901 & 220-902)

地獄の波が一息ついて、

やっといろいろ動かせるようになってきた。といっても、また次の地獄があるのだが。

そんな凪の間に読んでいる本を一つ。資格の本だ。 

ちなみにだが、『すべて読み切っていない』。絶賛読書中である。

 

 

読んだきっかけ

Comptia A+の資格をどこかで自分は取りたいと思っている。

その際に、当然資格の勉強として教科書を買った。

Comptia A+の本だとTACが有名だが、それも買った、読んだうえでのお話となる。

 

A+ テキスト Vol.1 220‐901対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

A+ テキスト Vol.1 220‐901対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

 
A+ テキスト Vol.2 220‐902対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

A+ テキスト Vol.2 220‐902対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

 

 

まだ受けている訳ではないが、TACの本は悪くない。

日本語で読める全体的な要約であるし、

また、「資格を取る」という一点からすれば最低限、

必要十分をカバーしているのだろう。

 

しかし、『この二冊を差し置いてもこの本は読む価値がある』と断言する。

洋書だが、それを差し置いても極めて良書だし、

求められる英語力はそうそう高くない。

Duo3.0を一周した程度の自分の英語力でも、意味を拾って読むことはできるし、

図も豊富。

 

様々なものに例えて、コンピュータの基礎原理からすべてを解き明かす本だ。

この本が、日本語で翻訳されて流通していないこと自体国の損失に思えるレベルで。

 

なぜか。言うならば、

この本は『Personal Computerとは何か?』というものを基礎原理から遡り、

ゆっくりと、つまびらかに開いていく大全ともいうべき本だからだ。

 

今まで、パソコンと呼ばれる目の前の箱に対して、根本原理から踏み込んで、

体系立った説明を与える本を自分は見たことがない。

書店に行けば売っているPC雑誌など軽々と一蹴するほどの体系知に、

自分は目から鱗が止まらなかった。

 

この体験を一度したら、もう二度とほかの本には戻れないだろう。

それだけの価値があると断言する。

 

もし、日本語で翻訳するという話があれば、自分は興味がある。

1500ページを超えるまさに『聖書』だが、それ相応の価値と知恵が詰まった本。

資格の云々を一度抜きにして、一度みんなに手に取ってもらいたい。

それだけの価値がある本だ、と書評を締めたい。

 

お詫び:

2017/12/22日現在で、一つお詫びして訂正したいことがある。

1500ページを超える、と書いたが誤認であった。 1473ページである。

今後はよく確認するようにする。