【レビュー】ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>
かなりの期間空いてしまった。
色々ありすぎたね。お休みの日でも疲れると寝倒してしまうのは自分の悪癖だ。
ということで、一冊行こう。今現役で使っている本だ。
- 作者: ソフトウェア・テストPRESS編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読んだきっかけ
新人のプログラマに最初に求められる仕事として、テストがある。
仕様を読んでテスト項目を考えてバグがないかとかを確かめる作業なのだが……。
どうテストしていいかわからない。
実際のところ、先にシステムを作っている人の知識を借りて項目を絞り、
その項目から組み合わせを探してテストするということになるのだが、
実際簡単なようでこれが難しい。
どのようにテストしていいものか、皆目見当がつかないのだ。
直行表なんて言葉を新人教育で学ぶことはほぼなく、
最低限、言語が書けるというだけで、OJTの名目で現場に放り込まれる。
控えめに言って地獄だし、実際自分も地獄を見た。
当時は貯蓄はゼロ。貯めようがなかった。
技術書を買えるようになったのは初任給を得てからで、
実際地獄を見た後に買って後悔する羽目となった本である。
あの時これがあったなら、あの地獄もマシになったのだろうか、と。
感想
変なテストの本よりも込み入ってテストの技術を紹介している。
2008年の本と少し古いが、それを跳ね返す程度には自分の手持ちでは良書。
テスト仕様書の書き方、やり方についてもちゃんと解説しているといえる。
これに、『Junit実践入門』があれば現場でやるべき事は大雑把に網羅できる。
更に詳しい書籍もあるのだろうが、
まずはこれを手にとってもいいだろうと思える本だった。
下手な本よりまずは大筋全体をつかむにはこの本といえるだろう。
テスト初心者、いや未だに自分も初心者の枠は抜け切れてないだろうが……。
それでも、おすすめだ。